保険加入を考えているものの、自分に最適な保険がわからず悩んでいる方はたくさんいます。
保険の種類も増え、リスクへの考え方もそれぞれ違っているため、本当に自分に合う保険を見つけることはとても難しくなっています。
ここでは保険加入の際のチェックポイントを4つ解説します。いずれのポイントも、保険加入においてとても大切な項目です。参考にしながら、自分にぴったり合う保険を選んでくださいね。
加入する目的を確認する
そろそろ生命保険に加入しようと思うんだ。
それはいいことだね!でもどうして加入することにしたの?
えっ…なんとなく…
曖昧な気持ちで入ると後悔することになるよ!まずは加入目的をはっきりさせよう!
- 家族が増えたから
- 健康面での不安があるから
- 万が一のときの備えが欲しいから
このように、加入目的をはっきりとさせることは非常に重要です。
逆に、「まわりが加入しているからなんとなく」「親にすすめられたから」といった漠然とした気持ちでは、加入目的がはっきりせず、保険のミスマッチや加入後の後悔を招きかねません。
また、リスクへの考え方や必要な保障は人によって大きく異なるため、「みんなが加入している内容でいいか」などと安易に考えることはやめましょう。
保険は目に見えない「お守り」ですが、保険料という形で金銭的な負担が発生します。保険内容が満足できる内容で、万が一のときに本当に役に立つものでなければ加入する意味がありません。
保険に加入する目的を明確にさせると、必要な保障の内容もおのずと決まってきます。
自分に合う保険商品を見つけるためにも、保険に加入する目的や意味をはっきりとさせましょう。
数年後を想定する
生命保険って長い期間、持つものなんだよね!
その通り!今だけでなく、少し先のことも見据えて保険内容を考えよう!
数か月ごとに見直したり、頻繁に解約するものではないため、「今」と「将来」のことを考えた内容に加入する必要があります。
そのためには、可能なら10年先、短くとも数年先のことを考えるようにしましょう。
例えば就職や転職、独立の可能性があれば、収入にも変化があることでしょう。保険料の負担が重くなるかもしれませんので、そのことを考えながら適切な保険料を考えてください。
また、結婚や出産といったライフイベントを控えている方は、その点も考慮しておくと安心ですね。
家族が増えるタイミングで保険を見直す方もたくさんいます。
保険の検討時に少し先の将来のことも見据えておくと、頻繁に保険を見直す手間が省くことが可能です。
公的保障について調べる
国からのサポートもあるの?
そうだよ!条件や年齢によって、公的保障は異なるから注意が必要だよ。
日本にはさまざまな公的保障制度があり、万が一のときに利用することができます。
医療や介護、年金などそれぞれの分野における社会保険を補うものとして、民間の生命保険を活用すると良いですね。
公的介護保険は40歳以上の方に保険料の負担義務があります。条件によっては介護状態になった際に、公的なサービスを受けることができます。
公的な保障をベースに、さらに心配な場合は民間での保険を上乗せするといった加入方法がおすすめです。
「保険に入ろうかな」と考え始めた際には、保障の過不足を避けるためにもまずはご自身が受けることができる公的保障の詳細を調べてみてください。
更新や免責事項を確認する
生命保険にはいろいろな種類があって、細かなことまで確認しておくことが大切だよ。
ええっ!そんな細かなことはわからないよ~!
大丈夫!いくつかのポイントを押さえておくだけで、保険への理解がぐっと増すよ!
定期保険、いわゆる「掛け捨て」型の生命保険に加入した場合、決められた保険期間の終わりを迎えたあとも保障をそのまま持ち続けることを更新といいます。
10年間、20年間など、期間に応じた保険料を支払っているため、更新後の保険料は以前よりも高くなることが普通です。
定期保険に加入しているものの、更新を迎えることを知らずに保険料が上がってびっくりしたという方もたくさんいるのが現状です。
更新を迎えるのは何年後か、更新後の保険料はいくらになるのかなどを予め確認しておくと、いざ更新を迎えたときにも慌てずに済みますよね。
他にも「免責」といって、万が一のことがあっても保険会社からお金が支払われないことがあります。
たいていのガン保険は、加入から90日以内にガンを発症したとしても保険金は支払われないことになっています。
契約前に保険に関わる全ての事項を確認することは難しいとしても、万が一のときにしっかりと受け取ることができるかどうか、プラン内容や資料をよく読むことをおすすめします。
まとめ
生命保険は種類も多く、保障内容も年々新しくなるため、自分に合う保険を見つけるのはとても難しくなっています。
ファイナンシャルプランナーや保険ショップに相談する前に、今回解説した4つのポイントを自分なりに整理してみましょう。
今回の4つのポイントを意識するだけでも、保険選びのハードルはぐっと低くなります。
自分や家族を守る保険ですから、しっかりとした加入目的を持って後悔のない保険を選ぶようにしましょう。