【超初心者向け】「そもそも保険って、なに?」保険の意味から選び方まで


“保険”と聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべるでしょうか?「難しくてよく分からない」「面倒くさい」「何となく入ってる」「自分にはあまり関係ない」といった人も多いかもしれません。そこで、保険のアドバイザーの立場から、面白話やお役立ち情報を交えながら、保険についてできるだけ分かりやすく紹介します。

保険”の意味を説明してみます

そもそも保険とは何でしょうか?ほとんどの方が「何となく分かる」と思います。ですが、保険を知らない方に説明できるかといと自信がない方も多いのではないでしょうか?

Wikiによると、

保険は、偶然に発生する事故(保険事故)によって生じる財産上の損失に備えて、多数の者が金銭(保険料)を出し合い、その資金によって事故が発生した者に金銭(保険金)を給付するための制度(Wikipedia“保険”より引用

とあります。つまり「将来起こるかもしれない危険(リスク)に対し、そのリスクを共有している人たちがお金を出し合い、リスクが発生した際に、その出しあったお金で損失を補填する」という助け合いの制度です。病気や事件事故あるいは地震などの災害といったリスクから生命や財産を守る(あるいは補償する)ための、最も合理的な防衛策のひとつです。

≫保険ガイドTOPに戻る

保険のメリット


保険に加入するメリットは、条件にもよりますが、リスクが発生したときには支払う保険料より大きな額の保険金を支払いに充てることができることです。私たちにとって最も身近な健康保険を例にすると、何気なく病院に行って、診察料1,000円とお薬で1,000円の計2000円を支払った場合、保険未加入だと7,000円近くかかってしまいます。さらにレントゲン撮影なんて入れば10,000円以上もかかります。もし入院が必要な病気にかかったり、後遺症が残るような事故などに巻き込まれたら、働けない払えないと八方ふさがりになります。

また、自動車事故での最高賠償額何と5億円以上自動車保険に未加入ならとても払える額じゃないですね。

そんな事態を避けるためにも、日常に密着した保険は入っておいた方がいいでしょう。

保険のデメリット


一方、保険にもデメリットはあります。保険に入るデメリットは大きく2つ。

1つは、当然ですがリスクなく満期を迎えた場合には支払った保険料が戻らないこと。掛け捨てなら当然払い戻しはありませんし、積立型でも一部が戻ってきますが、基本的に支払額以上に受け取ることはありません。

もう1つは、保険金の給付条件を満たしていないため保険金が下りない可能性があること。自動車保険でも対人・対物とあるように、「他人を轢いてしまったら損害賠償が怖いから、対人には入っておこう」と対人保険に入っていた人が、ハンドルを切り損ねて高価な品を壊した…なんてことになると保険に入った意味がありません。実際、物損事故でも2億円を超える判決が出ています。

前者は「ダメもとで入っておいたけど、何もなくてよかった」と割り切ること、後者は自分が何に保険を掛けたいかを見極め、きちんと保険が下りる条件を確認して加入するようにしましょう。

保険を選ぶには

特殊な保険を除けば、大抵の保険は外資系を含む大手が何社もあり、競合しています。保険料が高い分、サービスが行き届いているものもあれば、全然保険料が下りず口コミでも叩かれている保険会社もあります。「保険料が安いから」「何となく早めに入っておきたいから」といったあいまいな理由で、よく中身を調べないまま申し込むことは避け、保険会社の知名度や支払条件、他の人の体験談などを冷静に判断して選ぶようにしましょう。

まとめ

文明の発達とともに、リスクも多様化してきました。鳥インフルエンザやデング熱といった新型ウイルスや火蟻・セアカゴケグモといった特定外来生物の持ち込みのように、従来には起こり得なかったリスクが日々発生しています。「子供の時から私は風邪をひいたことがないから」「俺の運転で事故なんか起きるわけがない」と自分の身体や能力を過信せず、リスク管理の一環として必要な保険を見極めるようにしましょう。

≫保険ガイドTOPに戻る