再取得価格【さいしゅとくかがく】

保険の対象と同等の物を新たに建築または購入するために必要な金額のこと。新価額、再調達価額と同じ意味。

再調達価格【さいちょうたつかがく】

保険の対象と同等の物を新たに建築または購入するために必要な金額のこと。新価額、再取得価額と同じ意味。

再保険【さいほけん】

保険会社が自社で引き受けたリスクが大きいまたは保険金額が高額な契約の一部または全部を、国内外の他の保険会社に転嫁し、危険の分散等を図ること。
「保険の保険」という意味で再保険というわけである。

時価(額)【じか(がく)】

同等の物を新たに建築または購入するのに必要な金額から、時間経過や使用による消耗分を差し引いて算出した金額のこと。

死差益【しさえき】

予定死亡率(契約者の死亡する割合)によって見込まれた死亡率よりも、実際の死亡率が少なかった場合に生じる利益のこと。
生命保険における三利源(主な利益の源泉)のひとつ。

失効【しっこう】

約束された期日までに保険料の支払いがなく、契約が将来に向かって効力を失うこと。
損害保険では、保険の対象が保険で支払われない事故(戦争や暴動等)によって滅失した場合(契約の失効)、保険金額の全額が支払われるような重大事故が起きた場合(全損失効、全損終了)には、その事故の発生時点で保険契約が失効する。

自動振替貸付【じどうふりかえかしつけ】

保険料の払込みが滞ったまま一定の期間を経過した場合、解約返戻金の範囲内で保険料を 保険会社が自動的に立て替えてくれる制度のこと。
立て替えられた保険料には、所定の利息(複利)がつき、未返済のまま満期を迎えたり、支払事由が発生したときは、保険金・給付金から、その元金と利息が差し引かれる。

支払事由【しはらいじゆう】

約款で定める保険金・年金・給付金などが支払われる理由のこと。

終身払い【しゅうしんばらい】

保険料の払込方法の一つで、保険料を被保険者が死亡するまで支払い続ける方法のこと。
保険料がも一生涯変わらない。

集団扱【しゅうだんあつかい】

保険料の払込経路のひとつであり、保険料が勤務している企業などの給与から天引きされ(チェックオフ)、保険会社に支払われる方法のこと。
「団体扱(だんたいあつかい)」とも言う。

主契約【しゅけいやく】

それだけで保険契約として成立する基本部分の契約のこと。

新価(額)【しんか(がく)】

保険の対象と同等の物を新たに建築または購入するために必要な金額のこと。再取得価額、再調達価額と同じ意味。

診査【しんさ】

契約の申込みに対し、保険会社の指定した医師が被保険者の問診・検診をおこない、保険会社がその健康状態を把握すること。
高額な保険契約や健康状態に不安がある被保険者との保険契約の際に、契約に先立って行われることが多い。

責任開始日【せきにんかいしび】

申し込まれた保険契約の保障が開始される日のこと。この日以降に保険会社は保険金や給付金などを支払う責任が発生する。
原則、「契約の申込み」「告知・診査」「第一回目の保険料の払込み」の3つすべてが完了したときが責任開始日となる。

責任準備金【せきにんじゅんびきん】

保険会社が将来の保険金や給付金など支払いに備え、保険料や運用収益などの中から積み立てるお金のこと。
法令により積み立てが義務づけられ、貯蓄性の高い保険ほど、責任準備金の金額は大きくなる。

全期払い【ぜんきばらい】

保険期間が終了するまで保険料を払い込む方法のこと。
保険期間と保険料の払込期間が同じになる。

先進医療【せんしんいりょう】

厚生労働大臣から承認された、高度の医療技術を用いた療養のこと。
先進医療の技術料は、国民健康保険などの公的医療保険の対象とならないため、全額自己負担となる。特約として「先進医療特約」を用意している保険会社が多い。

全損【ぜんそん】

保険の対象が完全に滅失した場合(全焼・全壊など)や、修理に必要とする費用が再調達価額(再取得価格)または時価額を超えるような場合のこと。

前納(払い)【ぜんのうばらい】

保険料の払い込み方法の一つで、まだ払い込みの時期が到来していない将来の保険料の全部または一部をまとめて前払いしてしまうこと。

ソルベンシーマージン比率【そるべんしーまーじんひりつ】

大規模な災害などが発生した場合に保険会社が確実に保険金を支払う能力(支払余力)があるか、その割合を示す指標のこと。
保険会社の経営の健全性をみる指標の一つで、この比率が200%を下回った場合は、監督当局によって早期に経営改善を図るための措置(早期是正措置)がとられる。