【初心者必見】初めての生命保険の選び方～初心者が陥りやすい3つの失敗を丁寧に解説～

はじめに

生命保険を初めて選ぶあなたは、きっと今「失敗したくない」と想いながら記事をご覧になっていることでしょう。生命保険選びで失敗しないためには、まず初心者が陥りやすい失敗を知ることが必要です。とはいえ初めて生命保険を選ぼうとしているのに、何が陥りやすい失敗なのか分からないのではないかと思います。
そこで、この記事では、生命保険を初めて選ぶうえで押さえるべき「初心者が陥りやすい失敗のポイント3つ」を丁寧に解説します。

初心者が陥りやすい失敗のポイント①

・なんでも保険で備えようとしてしまう

保険以外の方法で負担をまかなえるかという視点をもつ

初心者が陥る失敗ポイントの1つに「なんでも保険で備えようとしてしまう」ことが挙げられます。つまり「保険で備える必要のない部分に、保険で備えようとする」ことです。
そもそも保険とは「経済的な負担を助けるための1つの手段」なのです。そのため保険をかけなくても経済的な負担を軽減できるのであれば、保険は不要なのです。
初心者の方は「経済的な負担は保険に頼る」感覚になりがちです。しかし保険選びには、「リスクが生じたときに、保険以外の方法で負担をまかなえるか」という視点が必要になります。

具体例でポイントをイメージしてみる

たとえば、AさんとBさんが病気になり、二人とも治療費が10万円かかったとします。
ここで、AさんとBさんは、それぞれ治療費を「預貯金」から捻出しようと考えました。Aさんの預貯金は5万円で、Bさんの預貯金は1000万円です。
Aさんは預貯金が治療費よりも少ないため、保険に入っておかないと治療費がまかなえません。そのため、Aさんは保険が必要です。
一方Bさんは、治療費10万円を預貯金1000万円からまかなうことが可能です。つまり保険以外の方法でお金の都合がつくのであれば、保険をかける必要はないということになり、Bさんには保険が不要ということになります。　

ポイントは生活水準が維持できるかどうか

実際に生命保険を選ぶ際は「預貯金からお金を崩して生活水準が維持できるか」を判断します。
そのため、必ずしも「預貯金があるから保険を掛けない」という構図にはなりません。
しかし、「リスクが生じたときに、保険以外の方法でまかなえるか」という視点がないと、あれもこれも心配だから保険に加入することになります。
その結果、本来加入しなくてもよい部分に保険をかけてしまいます。
そのため保険を選ぶうえで「リスクが生じたときに、保険以外の方法でまかなえるか」という視点はきちんと踏まえてください。

初心者が陥りやすい失敗のポイント②

・パッケージ商品を選んでしまう

保障分野が混在している商品を選ぶなら慎重に

初心者が陥る失敗ポイントの2点目は「パッケージ商品を選んでしまう」ことです。
パッケージ商品とは、病気や死亡などの異なるリスクをまとめて1つの保険にしている商品です。
一見すると、1つの商品で様々なリスクに対応できるため、メリット感があります。
しかし、保障される内容すべてが他社より優れているわけではないため、一部の保障は他社の商品より劣っている状態で加入しなければなりません。　

保障分野ごとにそれぞれ独立して加入したほうが良い

上記のような1つにまとまっている商品を選ぶより、保障分野が独立している保険を組み合わせて選んだ方がよいといえるでしょう。
具体的には病気に対して備えられる医療保険やがん保険、死亡時に備えられる終身保険や定期保険と呼ばれる商品です。
こうした保険を組み合わせながら準備すると、自分にとって最適な組み合わせとなるでしょう。

初心者が陥りやすい失敗のポイント③

・最初から保険料（予算）ありきで決めてしまう

保険料は大切だが、最終的に判断するポイントで良い

初心者が陥る失敗ポイントの3点目に「最初から保険料（予算）ありきで決めてしまう」ことが挙げられます。保険を選ぶうえで、保険料は確かに大事なポイントです。
払える見通しがない保険料を、無理やり払う必要は確かにありません。しかし最初の保険選びの段階から予算ありきで話を進めてしまうと「自分にとって本当に必要な保険は何か」を考えられなくなります。　

まずは自分が必要な保険をきちんと考えてから保険料を調整する

保険料はいったん最後に調整するとして、まずは自分自身がこの先必要な保険が何かを考えることから始めていきましょう。
必要な保険の分野が決まれば、それぞれの保険料を確認し、もし予算がオーバーするようであれば、優先順位の高いものから順番に契約することがのぞましいでしょう。

まとめ：生命保険の選び方で初心者が陥りやすい3つの失敗

ここまで挙げた3つのポイントは、自分で保険を選ぶ時にやりがちな失敗です。
いずれのポイントも安易に考えることなく、保険はじっくり考えて選ぶことが大切であることを教えてくれています。
保険に加入した後に「こんなはずじゃなかったのに」と嘆く人は、保険に加入する前に「よく考えて加入していなかった」ケースがほとんどです。
初心者で初めて保険を選ぶからこそ、しっかり考えて準備してください。本記事がそのきっかけになることを切に願います。